糖尿病は遺伝するのか?|サラシア茶本舗

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糖尿病の患者さんは、両親や兄弟姉妹、ご家族の方も糖尿病である場合が多く、昔から遺伝の関係性が研究されてきました。

しかし、親が糖尿病なら子供も糖尿病、というように、病気自体が遺伝する訳ではありません。

糖尿病は遺伝するのか


では、『糖尿病の遺伝』とはどういうことなのでしょう。

糖尿病には、1型と2型があります。
1型は、膵臓の働きが悪くなり、インスリンがつくられなくなってしまうもので、その原因ははっきり証明されていません。

インスリンとは、膵臓で作られるホルモンで、血液の中のブドウ糖を筋肉や細胞へ送り込む役割をしてくれます。インスリンがつくられなくなると、ブドウy糖を処理できずに、血液中に糖が溢れてしまいます。

2型は、主に生活習慣の偏りから、体に摂取されるブドウ糖が多すぎる、または上手に消費されなくなって血液中に糖が流れ出てしまうものです。

2型が間違った生活習慣が原因ならば、その習慣を改めれば良いのでは? と考えられ、一方1型は、原因がはっきりしないのなら、1型こそは遺伝かも知れないと思われるかもしれません。

確かに、身の回りにも、「ウチは心臓病の家系で・・」とか血統が繫がっているからと、先々の病を心配される方は多いです。
糖尿病の遺伝を恐れる理由として、この病気になってしまうと、完治の希望がなく、生涯血糖値の心配をしていくのか。。。 と不安になるからでしょう。

それでは、糖尿病は、遺伝的要因があるのか、その確率はどれくらいなのか。糖尿病の原因と遺伝との関係を考えてみましょう。

糖尿病と遺伝の関係


厚生労働省が公表した健康日本21(糖尿病)によると、糖尿病の発症危険因子は、『加齢』『家族歴』『肥満』『運動不足』などが挙げられています。

『家族歴』とは、家族や血縁者の病歴のことですから、糖尿病の発症には遺伝的な要素が関わっているということです。

しかし、糖尿病になる特定の遺伝子異常は未だ証明されておらず、複数の遺伝子と複数の環境要因が発症に関与する多因子遺伝性疾患と考えられています。

つまり、糖尿病という病気が遺伝するのではなく、『糖尿病になりやすい体質』が遺伝するのです。
生活習慣から見ても、親子が同じ家に住み、同じサイクルで寝起きして、同じ食べ物を食べているわけですから、体型や、体質を作り出す環境は同じだと言えます。さらにもうひとつ、世界を広げてみると、ワタシ達は同じ民族として住環境と食生活の歴史を共有しています。

糖尿病になりやすい日本人の遺伝子


そもそも日本人は、糖尿病になりやすい遺伝的体質なのをご存知ですか?

糖尿病は、血糖を下げるための唯一のホルモンであるインスリンの働きが悪くなったり、分泌量が少なくなることで発症します。

実は、日本人を含むアジア人は、欧米人よりもインスリンの分泌量が少ないのです。
穀物を主食とし、長い腸をもつアジア人と、肉を食べ、ウイスキーをストレートで飲める欧米人とでは当然その消化器官には違いがあるのです。

肥満は糖尿病を誘発する原因のひとつですが、欧米人ほど太っていない日本人に糖尿病が多いのは、インスリン分泌能力の低さによるものです。

食事によって血糖値が上昇すると、インスリンが血液中の糖を除くように働きはじめます。
その時に、食べた炭水化物や糖を優先してエネルギーに変化させます。しかし、体内に蓄積された体脂肪は燃やされず、さらに消費されなかった分の糖までも体内の脂肪細胞に取り込んで蓄えようようとするのです。

結果的に脂肪の燃焼は抑制され、体脂肪が増えることになり、肥満に繋がるのです。

糖質の過剰摂取を繰り返していると、その度にインスリンが分泌されて徐々に肥満していきます。

一旦肥満して、内臓脂肪が増えすぎると、インスリンの効きが悪くなることが知られています。同じ程度の血糖を処理するのに、今まで以上の量のインスリンが必要となるのです。そうすると更に肥満が進行するという、悪循環にはまります。

欧米人は、インスリン分泌能力が高く、肥満が始まっても10年、20年、30年と大量のインスリンを放出し続けるので、糖尿病になることなくさらに肥満化が進むのです。

それに比べて日本人は、数年でインスリン分泌能力が疲弊してきて糖尿病を発症してしまうのです。日本人は痩せているのもかかわらず糖尿病を発症することが多いのです。

同じアジア人である中国やインドでも、近代化が進むにつれ食生活が欧米化し、糖尿病が深刻な問題となっています。

もともとインスリンをつくりだす力の弱い私たちアジア人が、欧米人と同じような食生活を送っていれば、糖尿病が増えるのも当然かも知れません。

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糖尿病になる確率は?


親が糖尿の場合、両方の親がそうであるなら確率は当然高くなります。父親よりも、母親がそうであるほうが確率が高く、約30%ではないか、ということも言われています。しかし、これは遺伝だからではなく、生活の基礎部分である食事の好みや、生活サイクルは母親の影響を受けやすいからとも言えるのです。

こうしたことを踏まえて、遺伝とはいえないからと安心しすぎることなく、家系に糖尿病患者が多いとしたら、生活習慣を見直し、体質改善をはかっていくのが賢明です。

また、現在が健康であって糖尿病から免れていたとしても、改善しないままの食習慣が子どもに受け継がれていくようになれば、それも心配の種になりかねません。

肥満は糖尿病の誘因の一つです。この肥満もまた遺伝すると言われています。

肥満になるとインスリン抵抗性が起こり、細胞が糖をうまく取り込めず、血糖値が下がりにくくなります。 

さらに膵臓からインスリンを大量に分泌することで血糖値を下げようとしますが、最後には膵臓が疲れ果ててしまい、インスリン自体を分泌しなくなります。

それに肥満の方はたいてい運動不足も絡んできているので、糖分をますますうまく利用できず血中にインスリンが溢れて高インスリン血症を招いてしまいます。

特に内臓型肥満かくれ肥満は要注意です。 

糖尿病と肥満は切っても切れない関係です。
ひと昔前まで、肥満の原因は、肉などの脂肪の摂り過ぎによるものと考えられていましたが、
脂肪制限食は、減量効果は薄いことが近年明らかとなりました。

肉食中心の欧米人に肥満体が多かったための誤解かも知れませんが、肥満の大きな原因は糖質の摂り過ぎであり、日本人に肥満が少ないのは、インスリンの排出が少ない体質であることが原因だったと認識すべきです。

肥満が糖尿病の要因となってはいますが、肥満していなければ安心かと言えば、けしてそうではありません。肥満になるメカニズムを理解すれば、インスリンと肥満との密接な関係が解ってきます。

遺伝子は変えられなくても、環境要因は変えられる!


残念ながら、私たち日本人は糖尿病になるリスクの高い民族です。
更に、血縁者が糖尿病であった場合には、糖尿病になりやすい体質を受け継いでいるかもしれません。

けれども、体質や遺伝子だけで糖尿病の発症が決まるわけではなく、食べ過ぎや運動不足などの環境要因が加わって、はじめて糖尿病を発症すると考えられています。

家系に糖尿病患者がいて、日頃から血圧が高めである、ボトル飲料をよく飲む、ストレスがうまく処理できていない気がする、若い頃ぼ食事をそのまま続けているなど、気になる兆候があれば生活サイクルを見直してみましょう。

糖尿病を予防するための生活習慣の改善は、決して難しいものではありません。

急に食事の量を半分に減らしたり、10キロのランニングをしなくてはならない、というのであればちょっと二の足を踏みますが、『昨日食べ過ぎたから、今日は少し食事の量を減らそう』とか、『時間が余ったから一駅分歩いてみよう』など、意識を持って、出来ることからスタートすることが大切です。

そうして、欧米並の食事を日本人向けになるように工夫しましょう。

食べすぎてしまっても、インスリンは大量に出てくれません。野菜を増やし、ビタミン類を多く摂るようにして、加工食品を控えます。加工食品は口当たりを良くするために、味覚では感じないものの、かなりの甘味料が使われています。

無理なく継続的な改善を積み重ねて、遺伝子や体質に負けない環境要因(健康的な生活習慣)をつくりましょう。


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