糖尿病は「検査の病気」と言われるように、自覚症状が無く、検査によって初めて気づくことが多い病気です。
また検査によって血糖値だけでなく様々な合併症にも対応することができるのです。
****** 合併症発見の為の検査は定期的に! ******
● 糖尿病は検査の病気
糖尿病はとてもやっかいな病気です。それは糖尿病から引きおこされる合併症など症状が現れず進行していることが多いからです。
ですから定期的に検査をして常に体の状態をチェックする必要があります。
糖尿病は検査で病状を絶えずチェックして、血糖の厳格なコントロールを行えば決して怖い病気ではありません。
そのため糖尿病は「検査の病気」といわれているほどです。
早期発見・早期治療がキーポイントです。
● 糖尿病の最も基本的な血液検査
合併症を予防するためにも良好な血糖を保てるようその状態を知ることが大切です。
特に過去一ヶ月間の血糖コントロール状態を知るためにHbA1c検査は有効です。
● 失明の最大の原因は発見が遅れること
一般の成人病検診でも眼底検査を受けることは出来ますが、網膜症を早期発見するためには、眼科医の精密な眼底検査が必要です。糖尿病と診断されたら自覚症状が無くても検査を受けることをお勧めします。
また、2型糖尿病の人で、高血糖を放置し、網膜症が見つかったために急に厳格な血糖コントロールを始めると、網膜症を悪化させてしまうことがあります。内科的な治療と共に、眼科での厳密なチェックが必要です。
● 腎症は早期発見が治療のカギ
試験紙を使っての「蛋白尿検査」が代表的ですが、尿に蛋白が出るようになるのは腎臓の障害がかなり進んでからなので、もっと早い段階で発見する必要があります。
そこで「微量アルブミン尿検査」が有効になります。
この検査は、非常に微量のタンパク(アルブミン)を、腎症のごく初期に検出する方法です。
腎症は腎不全になるまでほとんど症状がないため自覚症状はあてになりません。
2型糖尿病では発症時期が正確に分からないため、糖尿病と診断されたら検査を受ける必要があり、血糖コントロールが良好な方も予防の意味で年一回の定期検査をお勧めします。
● 合併症の中で最も早く現れる神経症査
合併症の中でも比較的に早く症状が出てくるのが神経障害です。
末梢神経の神経障害を調べる検査には、最も有効で簡単な腱反射テストというものがあります。
これは神経による刺激の伝達能力を確かめる検査です。
その他、音叉を鳴らしてそれをくるぶしなどの骨に当て、その振動をどの程度まで感ずることが出来るか調べる振動覚検査、電気を利用して神経の伝わる速度を測る神経伝導速度検査、動脈硬化の程度を調べる頸動脈超音波検査や、心臓に異常がないかを調べる心電図検査などがあります。
● 医者任せにせず自己チェックも
糖尿病は自己管理が大切な病気です。
自己判断は禁物ですが、ある程度自身の病状を把握することも大切です。
自分で出来る検査に血糖自己測定や尿糖検査などがあります。
また壊疽など防ぐために常に足のチェックをしましょう。