糖尿病になる原因とは?

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糖尿病とは


糖尿病とは、血中のブドウ糖の濃度が基準値よりも高い状態が続く病気です。上記でも書きましたが、体は常にエネルギー源であるブドウ糖を必要としているのです。それで、ブドウ糖をどんどん絶え間なく入れ続けると、当然エネルギーとして消費されない分は余ってきます。

余ったブドウ糖は脂肪にかえて体内に蓄えます、これが肥満の元になるのです。

でも、脂肪にかえるシステムがうまく動かなくなるとブドウ糖はブドウ糖のまま、血液中に留まってしまいます。血液中のブドウ糖の濃度が濃い、というのはこうした現象のことを言います。

それ自体はほとんど無症状ですが、放っておくと様々な合併症を引き起こします。


糖尿病が恐ろしいのは、引き起こされる合併症が重篤な病気であるということです。


その中でも『糖尿病性神経障害』『糖尿病性網膜症』『糖尿病性腎症』は3大合併症といわれています。

このような合併症を予防するのが、糖尿病治療と言えます。



糖尿病の診断


糖尿病は発症に至っても自覚症状がほとんどありません。

そのため、糖尿病と診断されるきっかけは、健康診断や検診による割合が大半です。

また、近年、健康診断などで見つかりにくい『かくれ糖尿病(食後高血糖)』が増えています。

かくれ糖尿病とは、健康診断は通常空腹時の状態、つまり血糖値が下がった状態で検査を受けるため正常と判断されますが、食後の血糖値が糖尿病患者さんと同様に急上昇するのです。

健康診断で異常と診断されてから、病院で再検査するのではなく、できれば定期的に糖尿病専門医で検査することが、早期発見の近道です。

・異常に喉が渇く
・尿量が多く、夜中に何度もトイレに起きる
・慢性的に体がだるく疲れやすい
・急激に体重が減少した

上のような症状があれば、血糖値検査を受けてみましょう。

血糖値は食事の時間帯やストレスなどにより大きく異なる為、一回目の検査で陽性だった場合には後日2回目の検査を行います。 2回の検査どちらとも血糖値が高いようであれば糖尿病と診断されます。
糖尿病と診断される基準となる血糖値
・ 食後血糖値 : 200mg/dL 以上
・ 空腹時血糖値 : 126mg/dL 以上

ちなみに正常値は以下の通り
・ 食後血糖値 : 140mg/dL 以下
・ 空腹時血糖値 : 110mg/dL 以下

この状態を放置しておくと、糖尿病を発症してしまう『糖尿病予備軍』ですが、この時期にしっかりと生活習慣を改善し、食生活の見直しや運動を行うことで、糖尿病発症を抑えることができます。

最近は、家庭でも血糖値を測定できる機器も普及していますし、手軽に測定できる機材を導入している薬局などもありますので、自分で空腹時と食後に測定するのも良いでしょう。

糖尿病治療


糖尿病の治療は主に『食事療療法』『運動療法』『薬物療法』の3つにより行われます。

規則正しい食生活、適度な運動、急激に血糖を上昇させない薬や血糖を下げる薬を組み合わせて、血糖を正常値に保つのが目的です。

糖尿病について誤った知識を持つひとの多くは『血糖値が下がれば糖尿病は治る』と考えています。

これは大きな誤りで、糖尿病は一度発症すると、一生付き合っていかなくてはいけない病気です。

なぜなら、長くにわたって生活してきた習慣によって糖尿病を発症したという事実から、治療により一旦血糖値が正常値になったとしても、またもとの生活に戻れば、再発する可能性は極めて大きいのです。

血糖値が下がったとしても、糖尿病が治ったわけではありません。

しかし、規則正しい食生活や適度な運動は、健康に暮らすために最も大切な生活習慣です。

糖尿病の再発を防ぐことで、様々な生活習慣病の予防にもなります。

『一生治らない病気』という悲観的な捉え方でなく、健康的に生きていくための習慣作りのきっかけとして、前向きに治療を継続していきましょう。

『血糖値が下がった』状態をキープし続けることで、健康な人と変わらない生活をおくることもできるのですから。

放っておくと・・・
予備軍 糖尿病
動脈硬化 5年 7年 10年 20-30年
神経障害 網膜症 腎症 末期合併症

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糖尿病はなぜ発病するのか?


これについては、生まれつき糖尿病にかかりやすい素質(遺伝的な体質)を持っている人が、 糖尿病を起こす何らかの誘因(引き金)に出会って発病する、と考えられています。

糖尿病にかかりやすい素質といっても、それを持っている人が必ず発病するわけではありません。

あくまで、糖尿病になりやすいか、なりにくいかといった程度の問題です。

ただ、親戚や肉親に糖尿病の人がいる場合には、より発病の確率は高くなります。

糖尿病は、まさに生活習慣病。習慣を見直しましょう

糖尿病の原因


肥満

肥満は糖尿病の発病の誘因として最も多いものです。
肥満すると、体脂肪が増え、細胞の受容体の働きも何らかの形で低下するため、身体の細胞に対するインスリンの作用が低下します。

このため、普通の人より、すい臓からインスリンが多く分泌される必要があります。

それが長期間続くとすい臓は働きすぎて疲れてしまい、最後にはインスリンをあまり分泌しなくなってしまうのです。

食べ過ぎ

食べ過ぎとは体が必要としているエネルギー分以上に食べてしまうことです。

普通、必要な物を必要な分だけ食べることは食欲が調整しています。

この食欲は脳による満腹中枢と飢餓中枢のバランスで調整されています。そしてこれらの中枢の働きを調整している代表的な物質に血液中のブドウ糖、つまり血糖があります。

食事をすると、この血糖の値が上がり満腹中枢が刺激されて「食事を止めなさい」という指令が出ます。
ところがこの食欲の調整に狂いが起きることが多くあります。

テレビを見ながら無意識に食べ過ぎる、色々なストレスによる自棄食いなど原因は様々です。

そして運動不足が続き、食べ過ぎの状態が続くと、必要以上の栄養が体内に入り肥満になるわけです。

糖尿病に早食いは禁物です。

運動不足

運動不足で消費エネルギーが落ちると、当然肥満しやすくなります。

しかも、余分なブドウ糖の一部は皮下脂肪として蓄えられますから、体脂肪率が上昇します。

また、運動量が低下してきますと、筋肉の量がどんどん減っていき、ブドウ糖をうまく利用できなくなります(ブドウ糖は筋肉のエネルギー源)。

そうなると血液中に糖が溢れて血糖値がどんどん高くなっていきます。

ストレス

ストレスを感じると自律神経系や副腎などから、さまざまなホルモンが多量に分泌されます。
これらのホルモンは、ある程度血糖値を上げる働きがあります。

このため、インスリンの働きが妨げられてしまうのです。

糖尿病はストレスに影響される病気です。ストレスと上手に付き合いましょう。

加齢

年をとるにつれて、糖質の利用が悪くなると同時に、細胞が老化してすい臓の働きが悪くなるなど、体全体の機能が低下します。

このために、血糖値、特に食後の血糖値が下がりにくくなります。

妊娠

妊娠中は胎盤から分泌される、ホルモンがインスリンの働きを妨げるため、糖尿病を起こしやすくなります。

出産すると、健康体に戻ることもあれば、戻らないこともあります。

2児、3児と妊娠を繰り返すと、糖尿病になりやすくなることも知られています。

妊娠とホルモンとインスリンの関係

エスキモーは糖尿がいない


エスキモーとは「生肉を食べる人」という意味で、アラスカやグリーンランドなど、北極圏に住む彼らの多くは、今もアザラシの生肉を主食としています。

彼らの生活する地域は、非常に寒い地域ですので穀物等を栽培して生活すること、つまり農耕的な暮らしは不可能です。したがって、食料の大半を採取した獲物(動物・魚類)からしか得られませんでした。

当然、食糧は炭水化物はほとんど無く、高脂肪で低糖質の食糧ばかりでした。彼らは、炭水化物(糖質)抜きで、十分生きていくことができているのです。


我々の祖先、といっても最近まで・戦前までの人々も十分な栄養価の高い食生活をしてきたわけではなく、絶えず腹を減らし、栄養価の低いものを、細々と食べて生きながらえてきました。

その時代には、糖尿病というものは皆無であり、貧しい時代には考えられなかった病気でした。

現在の人々は、高糖質で高栄養価の食事を、運動不足の中で体内に取り入れています。今、現在の食生活が良すぎること(糖質が多すぎる食事)が、糖尿病の原因だと思われます。

まずは、食事を見直しましょう。


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