高血糖の原因と対策(2)

高血糖の治療

高血糖であれば、すぐに治療と対策が必要です。高血糖状態を放置していると糖尿病性合併症を発症するリスクが高くなるので、すぐ医師に相談しましょう。

◎治療のポイント

運動療法を取り入れる

食事療法を徹底する

薬の種類や量を変える

血糖検査を頻繁に行い、その結果に細かく対応する。

いずれも自己判断ではなく、医師の指示を充分に仰いで実行しましょう。

1型糖尿病の人に起こるケトアシドーシス

ケトアシドーシスは主に1型糖尿病患者に起こる深刻な状態です。ケトアシドーシスとは、血液中のケトン値が高くなり、体が強い酸性になった状態をいいます。

この「ケトン」とはインシュリンが不足すると体脂肪から作られる物質で、インシュリンによって糖が吸収できないので、エネルギーとして燃料として体脂肪を燃焼させる働きがあります。

ケトン値が高くなった時にインシュリンを十分に補なわないと、次のような状態になる場合もあります。

・ 血糖値が上昇し続ける。

・ ケトンが血液中にたまり、体の組織が強い酸性になる。

・ 細胞が損傷を受け、重大な病気や時によっては死を招く可能性もある。

ケトアシドーシスは、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかっている時や、強いストレス下にある時に、急激に発症します。

このような場合は数時間おきに血糖値と尿ケトン体を検査することが大切です

ケトアシドーシスの症状

ケトアシドーシスが発症した場合、次のような症状が出ます。該当する場合は血糖値と尿ケトン体を検査するか、直ちに医師にかかりましょう。

・ いつもより空腹と喉の渇きを感じる。

・ 尿の回数が多くなった。

・ 吐いたり、胃がむかむかする。

・ 胃やおなかが痛い。

・ 息が果物の匂いがする。

・ 呼吸が苦しい。

・ 熱がある。

ケトアシドーシスの治療

ケトアシドーシスは自分では治療できないので、血糖値が250 mg/dlを超え、かつ尿にケトン体が出ていればすぐに医師にかかりましょう。

医師に連絡できない場合は、すぐに救急車を呼んで専門医の診察を受けましょう。