「境界型」から「糖尿病」へ

10年前の糖負荷試験で「正常型」と判定された人のうち、10年後に糖尿病にすすんでいるのは4.8%であるのに対し、「境界型」と判定された方の場合は20~60%が糖尿病へ進んでいました(調査方法や年齢などによってバラツキがあります)。

この事からも、「境界型」はやはり糖尿病の予備軍であるといえます。

境界型の人は血糖を下げる働きのあるインスリンというホルモンの分泌はあまり低下しておらず、むしろ分泌量が増えている人が多いようです。

肥満、運動不足、アルコールなどによってインスリンの効きが低下し、それを補うためにインスリン分泌量が増えるものと考えられます。

インスリンの血中濃度が高いと高血圧や高脂血症を引き起こし、最終的に心筋梗塞や脳梗塞の原因となることもあります。

またインスリンの分泌過剰が続くとすい臓のβ細胞の機能が低下してインスリンの分泌が悪くなり、糖尿病へ進行していくのです。